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桜並木の満開の下に

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茨城県日立市を舞台にしたこの映画 はなぜか今年4月の封切りの際には茨城県内の上映が一切ありませんでした。 当然映画撮影にあたっては市役所や地元のコミュニティにも情報が入ったはずで、せめてひたちなかや水戸での上映が行われなかったことについて、市役所や商工会議所に対して憤りさえ感じていました。 やがて、もう観ることはできないのかな、とこの映画のこと自体忘れていました。 一週間前に左ひざを傷めて、この週末はゆったり養生しようと思っていたのですが、嫁さんがずっと家に居るのは不健康だから映画でも観にいこうということになり、 TOHOシネマズひたちなかのWebサイト をのぞいたらビックリ。この映画が上映されているじゃないですか。迷わずチケットをポチりました。 感想ですが、日立市を愛する人は、みなさんご覧なさいよという映画でした。 ストーリーは決して明るいものではなく、街の風景もどちらかというと暗くて寒々しく描写されています。市役所や商工会議所がこの映画の封切りに合わせて積極的にPRしなかったのは恐らくこれらの点が気に入らなかったのだと思います。 でも、この街が現在衰退の一途にあるのは曲げようのない事実です。でも、我々日立市民は、この街でもがき苦しみながら生きる登場人物たちに共感し、もっともがこき続けようと考えるべきではないかと思います。もがき続けることで、この街がかつてのにぎわいを取り戻すためになすべきことが見えてくるかもしれないのですから。 写真は映画にも出てきた震災直後の会瀬漁港付近の様子です(映画のカットではなく私が撮った写真)。 この街の震災被害は、福島・宮城・岩手に比べれば軽いものでした。ただ、それはあくまでも相対的なもので、沿岸部では家が流れたり港の設備が壊滅的な被害を受ける等、決して小さいなどと軽々しく言えませんでした。放射性物質が検出されて農業や漁業に携わる人たちは大変だったと思います。映画に出てきた町工場のように景気の影響を受けやすい中小企業は会社の存続さえ困難なほどの経営難に襲われたのではないかと思います。そんな震災の爪痕も映画は描写しています。 臼田あさ美と三浦貴大も好演していました。三浦貴大は良い役者さんになりそうですね。両親の三浦友和も山口百恵もモモトモ時代は決して芝居が上手いとは思わなかったのですが、中年になって以降演技に円熟

La Taverna

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久しぶりの更新です。ブログ更新のための操作をいっさいがっさい忘れています。 5月は結婚記念日のある月なので、前々からこういう機会に行ってみたいと思っていた、大甕の「La Taverna」に嫁さんと一緒に行ってみました。 茨城キリスト教大学の近くにある小さな店です。 駐車場は3台分。ただ、1台はお店の人が使っていたので、2台分しかありません。 大甕駅から歩いて5分ほどなので、電車で行ける人は車を置いて出かけましょう。美味しいお酒は美味しい料理を更に楽しいものにしてくれますから。 お昼のメニューは2,100円のパスタランチと3,150円のコースの二種類。 両者の違いは肉料理が付いてくるかどうかだけです。 今回は3,150円のコースを選びました。 一皿目のカルパッチョは写真がありません。 薄めの味付けで魚本来の味を楽しませてくれる一枚でした。 アンティパストの盛り合わせ。魚のあぶり方が皮がパリパリしていて絶妙でした。 パスタは2種類からのチョイス。どちらも手打ちっぽくて硬めに調理されていました。 こちらは鴨ときのこ。きのこが香ばしくて濃厚な味わいでした。 嫁さんが選択したえびと菜の花とトマト。こちらはあっさり目。 メインも2種類からのチョイス。 鶏ササミのサルティンボッカ。 サルティンボッカとは「口(ボッカ)に飛び込む(サルテ)」という意味のイタリア語だそうで、メインの食材を生ハムと一緒にした料理のことだそうです。ササミにしては味が濃いのが不思議で仕方なかったのですが、なるほど生ハムのせいなんですな。 レモンの酸味との組み合わせはとても面白かったです。 付け合せの野菜もていねいに調理されていて味も彩もよかったです。 こちらは嫁さんが選択した牛の煮込み。 デザートも2種類からのチョイス。大変申し訳ないことにこの夫婦、ぜんぶ違うものを頼みました。もちろん少しずつシェアして2種類とも楽しむためです。ちょっとお行儀悪いですが。 パンナコッタ。オレンジ味のムースというところでしょうか。 ティラミスもふるふるのムース状。 デザートは全体的に少なめですが、プチフールが付いてきて美味しかった食事の余韻を楽しませてくれます。写真では寸法の感覚がわかりにくいですが、とっても小さい一口サイズですか