東京日帰りツアー(3) Brasserie L’ecrin

フェルメールを堪能しているうちにお昼になりました。
前々から家内が行きたいといっていた上野駅の中にあるレストランに向かいました。


東京駅に比べると田舎臭さが否めない上野駅ですが、こんなクラシックな吹き抜けがあったりして、なかなか風格もありますね。東北方面に住んでいる者に取っては、ここが東京の出入口だったりします。


そのレストランは1階のコンコースにありました。Brasserie L'ecrin (レカン)です。ちょっと奥まったところにあって敷居が高そうな雰囲気ですが、ランチは1600円から。そんなに敷居は高くなさそうな雰囲気です。


元々貴賓室だったところを改装してレストランにしたそうで、ハイソな雰囲気が漂ってます。奥の方にもう少し雰囲気のよさそうなホールがありましたが、混んでたみたいで入口近くのブースに通されました。それでも、待ち時間なしで座れるんだから、上野でお昼を食べるなら、たまにはこういうのも良いかも。

ランチは1600円から3900円まで、4通り。特に記念日でもないし、お腹も空いてないので、一番安い1600円のスープとお料理だけのランチをオーダーしました。


自宅から東京行きのバス停まで歩いて5分。車を使わずに移動するときの最大のメリットはお酒が飲めることです。すかさず、ワインをオーダーしました。とりあえず安全サイドで白を。何となくソビニョン・ブラン系の酸味の強い感じの白でした。同じソビニョン・ブランでももう少し果実味があった方が美味しいと思います。


パンです。冷めててあまり美味しくありませんでした。しかも、バターはプラスチック容器入り。お店の雰囲気が良い分、興醒め。


冷たいコーンスープです。コーンスープってチープなイメージがありますが、こちらは只者じゃない味がしました。コレまでにいただいたコーンスープの中で一番美味しかったです。


私は子羊を、カミさんは太刀魚を頼みました。子羊一切れと太刀魚一切れを交換した結果がこれ。味付けは薄めで、お皿のソースをすべてぬぐうようにして食べて丁度良い感じ。付け合せのラタトゥイユと温野菜も美味でした。

この辺りでお腹が一杯になっていたのですが、デザートメニューを眺めているうちに結局プラス500円でデザートも頼むことにしました。

カミさんが頼んだケーキの盛り合わせです。彩りがキレイですね。


私はアーモンドのブラマンジェ…って「ブラマンジェ」が何であるかを知らずに頼んだのですが、ババロワみたいなものでした。あまりアーモンドの味がしなくてガッカリでしたが、酸味のあるソースを絡めて食べるとそれはそれで美味でした。

なかなか楽しい食事でした。ただ「フレンチ」ということで考えると、地元のDu Bas Brinの方がレベルが高いような気がします。ランチが1800円からですがデザート込なのでお得だし。L'ecrinが楽しかったが故に、改めて地元の名店の凄さを実感することになりました。

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