常陸多賀駅周辺ポタリング

小物を買いに出かけたら、近所の店になかったので、徐々に足を伸ばしているうちに、新居の最寄の日立駅の隣の常陸多賀駅まで来ちゃいました。

日立市内にはJR常磐線の駅が5つあります。上野から近い順に、次のように並んでます。駅名の隣の数字は2006年度の一日平均乗車人員です。



大甕(おおみか)9,130
常陸多賀6,708
日立11,894
小木津(おぎつ)2,855
十王3,297
常陸多賀駅は近くに某電機メーカーの事業所が二つあって、かつては日立駅に次ぐ市内の中心地でした。しかし、いつの間にか、私の職場の近くの大甕に乗車人員では抜かれています。

駅前のバス停近くには、ケーキ屋さん、不動産屋さん、食堂、書店、パチンコ店、喫茶店、パソコンショップなどが並んで、そこそこの賑わいを見せていましたが、殆どシャッターが閉まってます。営業を続けているように見えるのは、元パチンコ屋の2階の喫茶店跡にあるチェーンの飲み屋だけ。それもこの時間は開いてませんから、駅前の一等地なのに営業している店が一つもありません。地方都市の市街地の荒廃を絵に描いたような場面です。

ふらふらしてたら、古いポストを見つけました。

ディテールです。塗り重ねたことで赤に深みが感じられます。丁度発送する郵便物を持っていたのですが、土日でも集配があると書いてあったのでここに投函しました。

裏道に入ったところに「ローズボウル」というフットボール場みたいな名前のボウリング場があったのですが、しっかり残ってました。経営者が代わったみたいで、ややピンクがかったくすんだグレーの建物が極彩色に塗り替えられてました。とはいえ、町のあちこちで昔あった店が消えていく中で、残っているということだけで少しホッとします。

「親不孝通り」という飲み屋街です。ここも一頃に比べると店が減ってますが、何件か残ってました。

14年前に常陸太田市に引越してから、滅多に訪れることのない町で、近くを通りがかる都度寂しくなったように見えたのですが、散策してみると残っているものよりも消えたものの方が増えているみたいです。せっかく越してきた町なので、賑わいを取り戻すために何かできることはないか、考えてしまいます。

昨夜の体重:63.8kg (ウエストが少しヤバいですが)

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