大腸の検査(3)
お食事中、またはこれからお食事の方は、この記事を読まれないことをお勧めします。
こんなことをブログに書いてよいものか疑問に思う方もおられると思いますが、私的にあまり頻繁に体験したいことではないので、レアな体験としてここに記しておきたいと思います。また、私と同じようにこのあまり楽しくない検査をこれから体験する方に『何をされるかわからない』ことによる不安感を緩和する一助になればと思って書き留めておくことにします。
<少し間を空けて>
本日は検査の本番でした。
前夜に服用した大量の下剤のおかげで、今朝は早く起こされました。
トイレは大変でした。昨日は流動食みたいなものしか食べておらず、水を沢山取るように指導されていたので、水状の便がシャーッと出てきました。前夜に比べて1kg体重が減りました。
朝食は抜きです。お腹が大変なので食欲もそんなにありませんでしたが。
で、昼過ぎに会社の健診センターに行きました。
受付後、お尻に穴の開いた不織布の下着に履き替えて、通常の健診と同じパジャマのような検査着を着て、いつも胃部X線検査を行う検査室へ。
胃部X線撮影と同じ撮影台に乗ってから、肛門から痛み止めのゼリーとパイプを挿入されます。あまり肛門から物を入れられることはないので、極めてヘンな気持ちになります。
続いて、右腕に検査用の注射(腸の活動を止める薬でしょうか)をうたれました。ちょっと痛かった。
ここからがもっともいやな部分。肛門のパイプからバリウムと空気が注入されました。下痢のときにお腹がグルグル言うような嫌な感じが腸全体に行き渡りました。「もうダメ」という状態の一歩、いや半歩手前。これが検査の間延々と続きました。
で、ここから先は胃部X線と同様、台の上で腹ばいになったり仰向けになったり右向いたり左向いたりする訳です。ただし、胃部X線と違うのは、我慢するのがゲップではなく大腸から肛門にかけての「もうダメ」の半歩手前の状態です。また、肛門に挿したパイプにつながれた透明な厚手の樹脂でできた風船のようなものが付いていて、パイプをさばく検査員さんと息を合わせて動かないとお尻に挿したパイプが引っ張られて、嫌な感じが倍増します。なお、胃部X線では別室に下がる検査員さんは、このパイプさばきなどの仕事もあるので検査の間同じ部屋に居ます。被爆防止のためのチョッキのようなものを着用していますが、検査員さんもリスクを負って検査してくれています。ありがたいものです。
しかし、長い。検査時間がとにかく長いのです。
検査の案内書には20分前後と書いてありましたが、実感としては30~40分。「もうダメ」の半歩手前の状態がずっと続く上に、ちょうど中間あたりで空気を足されました。後半は「もうダメ」の1/4歩手前くらいまで行ってました。
検査の案内書に「古いタオルを2枚持ってくるように」と書いてありましたが、おそらく検査中にそそうしてしまったときに使うためだと思います。体調悪いときは、そそうしてしまってもおかしくない状況でした。
最後の方でパイプを抜いて(これは大きいのが出たときの「イイ感じ」が一瞬だけ味わえました)、その状態で4枚ほど撮影してから、検査は終わりです。
--
検査が終わったらトイレに直行でした。バリウムは出ませんでした。水で溶いたものを少量しか使っていないそうです。出てくるのはひたすらガスだけ。
お腹が張る感じが解消しないにもかかわらず、おならが出ない状態が数分続いたので、いったんトイレから出て検査着から普通の服に着替えて、お食事タイム。家から持参したおにぎりとバナナを食しました。前夜の夕食(ポテトスープ)から19時間後の食事ですが、お腹が張っているのであまり食欲はありませんでした。
それからしばらくして、保健師さんが検査後の食事に対する注意事項を説明してくれました。一緒に砂糖水とアメもくれました。低血糖で具合が悪くなる人が居るそうです。今夜は一杯行きたいところでしたが、お酒は我慢しろと。トホホ。
その後医師面談を待つ間、もう一度トイレに。
--
で、医師の先生から言い渡された検査結果は、6mmのポリープがある と。
20mm~30mmくらいになると悪性のものもあるそうですが、この大きさだと良性だそうです。
先生からは専門医に受診して内視鏡による手術でポリープを切除することを薦められました。
市内の総合病院の紹介状を書いてもらいました。
ちょっとガッカリですが、便潜血が見つかって再検査を受ける人の一定割合で、こういう疾患が見つかるようなので、ある意味検査が役に立っているということになります。「何で俺が」というガッカリ感もありますが、自覚症状が出てからでは手遅れということもあるので、まずは異常が小さいうちに見つかってよかったと、自分で自分に言い聞かせ続けることにします。
--
ということで、今日で完結させる予定だった大腸検査の記事は、続編を書くことになってしまいました。明日、早速紹介状を持って、専門医に診てもらおうと思います。
to be continued
こんなことをブログに書いてよいものか疑問に思う方もおられると思いますが、私的にあまり頻繁に体験したいことではないので、レアな体験としてここに記しておきたいと思います。また、私と同じようにこのあまり楽しくない検査をこれから体験する方に『何をされるかわからない』ことによる不安感を緩和する一助になればと思って書き留めておくことにします。
<少し間を空けて>
本日は検査の本番でした。
前夜に服用した大量の下剤のおかげで、今朝は早く起こされました。
トイレは大変でした。昨日は流動食みたいなものしか食べておらず、水を沢山取るように指導されていたので、水状の便がシャーッと出てきました。前夜に比べて1kg体重が減りました。
朝食は抜きです。お腹が大変なので食欲もそんなにありませんでしたが。
で、昼過ぎに会社の健診センターに行きました。
受付後、お尻に穴の開いた不織布の下着に履き替えて、通常の健診と同じパジャマのような検査着を着て、いつも胃部X線検査を行う検査室へ。
胃部X線撮影と同じ撮影台に乗ってから、肛門から痛み止めのゼリーとパイプを挿入されます。あまり肛門から物を入れられることはないので、極めてヘンな気持ちになります。
続いて、右腕に検査用の注射(腸の活動を止める薬でしょうか)をうたれました。ちょっと痛かった。
ここからがもっともいやな部分。肛門のパイプからバリウムと空気が注入されました。下痢のときにお腹がグルグル言うような嫌な感じが腸全体に行き渡りました。「もうダメ」という状態の一歩、いや半歩手前。これが検査の間延々と続きました。
で、ここから先は胃部X線と同様、台の上で腹ばいになったり仰向けになったり右向いたり左向いたりする訳です。ただし、胃部X線と違うのは、我慢するのがゲップではなく大腸から肛門にかけての「もうダメ」の半歩手前の状態です。また、肛門に挿したパイプにつながれた透明な厚手の樹脂でできた風船のようなものが付いていて、パイプをさばく検査員さんと息を合わせて動かないとお尻に挿したパイプが引っ張られて、嫌な感じが倍増します。なお、胃部X線では別室に下がる検査員さんは、このパイプさばきなどの仕事もあるので検査の間同じ部屋に居ます。被爆防止のためのチョッキのようなものを着用していますが、検査員さんもリスクを負って検査してくれています。ありがたいものです。
しかし、長い。検査時間がとにかく長いのです。
検査の案内書には20分前後と書いてありましたが、実感としては30~40分。「もうダメ」の半歩手前の状態がずっと続く上に、ちょうど中間あたりで空気を足されました。後半は「もうダメ」の1/4歩手前くらいまで行ってました。
検査の案内書に「古いタオルを2枚持ってくるように」と書いてありましたが、おそらく検査中にそそうしてしまったときに使うためだと思います。体調悪いときは、そそうしてしまってもおかしくない状況でした。
最後の方でパイプを抜いて(これは大きいのが出たときの「イイ感じ」が一瞬だけ味わえました)、その状態で4枚ほど撮影してから、検査は終わりです。
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検査が終わったらトイレに直行でした。バリウムは出ませんでした。水で溶いたものを少量しか使っていないそうです。出てくるのはひたすらガスだけ。
お腹が張る感じが解消しないにもかかわらず、おならが出ない状態が数分続いたので、いったんトイレから出て検査着から普通の服に着替えて、お食事タイム。家から持参したおにぎりとバナナを食しました。前夜の夕食(ポテトスープ)から19時間後の食事ですが、お腹が張っているのであまり食欲はありませんでした。
それからしばらくして、保健師さんが検査後の食事に対する注意事項を説明してくれました。一緒に砂糖水とアメもくれました。低血糖で具合が悪くなる人が居るそうです。今夜は一杯行きたいところでしたが、お酒は我慢しろと。トホホ。
その後医師面談を待つ間、もう一度トイレに。
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で、医師の先生から言い渡された検査結果は、6mmのポリープがある と。
20mm~30mmくらいになると悪性のものもあるそうですが、この大きさだと良性だそうです。
先生からは専門医に受診して内視鏡による手術でポリープを切除することを薦められました。
市内の総合病院の紹介状を書いてもらいました。
ちょっとガッカリですが、便潜血が見つかって再検査を受ける人の一定割合で、こういう疾患が見つかるようなので、ある意味検査が役に立っているということになります。「何で俺が」というガッカリ感もありますが、自覚症状が出てからでは手遅れということもあるので、まずは異常が小さいうちに見つかってよかったと、自分で自分に言い聞かせ続けることにします。
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ということで、今日で完結させる予定だった大腸検査の記事は、続編を書くことになってしまいました。明日、早速紹介状を持って、専門医に診てもらおうと思います。
to be continued
コメント
職場の健康診断の際、問診票なるものに少し体調不安を正直に応えてしまったのが 運の尽きでした。
まあ あの忌々しい検査の一部始終を鮮明に覚えています。
私の場合は 検査過程の恥じらいもそうなのですが、問診票だけで 標本抽出するように二次検査に 受診者を釣る保健何たら機構と標榜する団体の 利益、実績主義があからさまで 腹が立っていました。
でも ポリープが良性で発見されたのは本当に不幸中の幸いですね。
私の妹の旦那が胃がんになりました。違和感が出てからでは遅いと言っていました。
これからもご自愛ください。まだまだライブ参戦は続きますから
先日 愛媛のライブに参戦しました。
次は 大阪初日です
コメントありがとうございます。
問診票だけで二次検査とは、かなり受診者の気持ちを無視した健診機関ですね。利益主義だけでなく「見落とした」と後で訴えられたくないが故の自己保身みたいな空気もお話から感じられます。
まだ煩わしい治療が残っているので、あまり気分がスッキリしませんが、おっしゃる通り良性の段階で見つかったことはラッキーと考えるべきだと思います。ホントに命拾いしました。
ひめぎんホールも良いライブだったとあちこちでレポが上がってます。どんどん良くなっていくみたいですね。お忙しいみたいですが、お暇ができたら愛媛のライブの様子などアメブロにアップいただければ、と思います。