2019-04-13 台北旅行 2日目(2) 永康街・中正紀念堂・松山文創園區

2日目(1) 象山
2日目(2) 永康街・中正紀念堂・松山文創園區 ←イマココ
3日目(1) 龍山寺・ちょっとだけ西門町
3日目(2) 建國假日玉市花市・關渡宮・淡水・士林夜市
4日目(1) 九份
4日目(2) 金瓜石・水湳洞
5日目(1) 故宮博物院
5日目(2) 欣葉・雙城街・廸化街・サニーヒルズ・信義エリア
6日目 帰路

予想外にキツかった象山ハイキングを終えて、へとへとでMRT象山站(Xiàngshān zhàn)に着きました。

始発駅なので座れるのがありがたいです。
MRTの電車は幅3,180mmということで、JR電車(2,950mm)よりもゆったりしてます。数字の差以上にゆちりが感じられます。紺色の席は博愛座(シルバーシート)で、日本よりも厳格にお年寄りや障害者優先で利用されています。お年寄りが乗ってくると遠くにいても手招きして席を譲る光景を電車やバスで何度も見かけました。その都度台湾の人の情の厚さに感動しました。

お昼は東門站近くの永康牛肉麵にしました。12時前でしたが、長蛇の列ができていました。前日の鼎泰豐と異なり2人掛けの席の回転が速いらしく、何度かお二人様の声掛けがあって10分くらいで席に通されました。

旅行中は野菜食べたくなります。いんげんの小皿を選択。ぱっと見た目のわからなさで、つい小魚とピーナッツの小皿も取ってしまいましたが、こちらは激辛。私一人で食べるハメになりました。

名物牛肉麵は、黒いピリ辛スープと澄んだ塩味のスープの2種類。トッピングは半筋半肉を選びました。筋はコラーゲンたっぷりで体に良さそうでしたが、ほろほろに煮込んだお肉の方が数倍美味しかったです。スープはピリ辛に軍配が上がりますがかなり辛いです。辛いの大好きな人以外は塩味の方がお勧めな感じです。

一杯150TWDくらいで小菜入れても400TWDくらいだろうと高をくくってたら、640TWDのお勘定。だまされたかと思いましたが、あとで調べてみるとどうもそういう価格帯のお店だったようです。この価格帯なら、もう少し麵の歯ごたえを工夫してくれてもよかったかなと思いました。

お腹がいっぱいになったところで、永康街(Yǒngkāng jiē)を散策しました。

CoCoで黒糖タピオカミルク50TWDを購入。タピオカにも黒糖の風味が練り込まれているようで、全体の調和が素晴らしかったです。

永康街から青田街(Qīngtián jiē)に入り、青田茶館(Qīngtián cháguǎn)に立ち寄りました。

日本統治時代の日本家屋だそうで、おばあちゃんの家を訪ねたような気分になりました。まだ12時を過ぎた頃で、先客は一組だけでしたが、その後3組くらい入ったと思います。

600TWDの蜜香烏龍茶(Mì xiāng wūlóngchá)をオーダー。満腹だったのでお茶菓子はパス。きれいな小姐(Xiǎojiě)が英語でお作法をレクチャーしながら、最初の一杯を入れてくれました。甘い香りと清涼感のある後味のとても美味しいお茶でした。6~7煎行けると聞きましたが、その通りで、7煎目でもしっかりした味がありました。

13時頃から雨が降り始め、14時頃まで降り続きました。朝の象山の疲労回復のため、雨がやむまでここでお茶をちびちびいただきながら過ごすことにしました。雨に濡れた庭を眺めながらゆったりとした贅沢な時間を過ごさせていただきました。

お店を出る際に600TWDのお茶で1100TWDのお勘定にびっくりしました。レシートには一人当たり200TWDの茶水費と10%のサービス料が記載されていました。古い日本家屋のメンテナンスにも素敵な茶器にもお金はかかりますし、お作法のレクチャーやポットに温かいお湯を切らさないなどサービスも充実してました。2時間近くゆったりと過ごさせてもらったことを考えると納得ですが、行かれることを計画している方はあらかじめ頭に入れておいた方が気持ちよく過ごせるんじゃないかと思います。

お店の近くの師大綜合大樓バス停から和平幹線公車(Hépíng gànxiàn gōngchē)で次の目的地に向かいました。この旅で初のバス利用です。

中正紀念堂に着きました。
地図で見て感じてましたが、敷地がめっちゃ広いです。

蒋介石の像の周りにライブハウスのような人だかりができてました。蒋介石そんなに人気者なのか?と思ったら15:00の衛兵交代が始まってました。

正装した儀仗兵による厳かな動きが美しかったです。ヘルメットがぴっかぴかなのが良いですね。

儀式が終わって所定の位置に付いた衛兵さんは人形のように微動だにしなくなります。これは重労働ですね。

雨が降ったりやんだりの中で太極拳をされてる集団が居られました。
ここから徒歩で総統府に向かいました。

塀越しに臺北賓館(Táiběi bīnguǎn)が見えました。
ここの公開は毎月週末の1日だけで、この日は残念ながらクローズでした。

MRT東門站(Dōngmén zhàn)から1kmくらい離れてますが、ここが東門(景福門Jǐng fú mén)だそうです。

交差点で信号待ちをしていたバスの側面に見慣れたお顔が。
綾瀬遥(Línglài Yáo)という日本藝人です。台湾でも人気者のようです。

中華民國總統府(Zhōnghuá mínguó zǒngtǒng fǔ)が見えました。美しい建物です。

ただ、二二八和平公園(Èr'èrbā hépíng gōngyuán)まで来たところで体力が尽きてしまいました。象山で消耗した体力は2時間程度のティーブレイクでは回復できなかったようです。

二二八和平公園に隣接したMRT台大醫院站から一旦ホテルに戻って休むことにしました。

ホテルに戻る前に、この機会に少しだけ二・二八事件を勉強しました。ガイドブックの事件に関する記事を読んだだけですが。日本統治が終わって中国国民党政府による統治が始まった二年後の1947年2月27日、ヤミタバコを打っていた台湾人女性が国民党政府の役人により暴行を受けたことをきっかけに台湾人が蜂起。これを国民党の軍が弾圧し、18,000~28,000人と言われる死者を出したそうです。日本統治時代にも相応の弾圧があったはずで、弾圧の積み重ねの中生き抜いてきた台湾の人々の強さを感じさせてくれます。

台大醫院站で初めて電車の姿を見ることができました。これまで乗った路線は線路とホームが完全に仕切られていたので。

駅近のホテルは正義です。もったいないですが少しお昼寝させてもらいました。旅先で何もしない時間も贅沢です。

目が覚めたときには薄暮どきでした。

信義路(Xìnyì lù)近くのホテルから仁愛路(Rén'ài lù)まで雨上がりの道をお散歩しました。
おしゃれなお店がぽつりぽつりと点在しています。

ツレが行きたいという場所の一つに誠品生活というデパートがあったので、松山文創園區(Sōngshān wén chuàng yuánqū)にある誠品生活松菸店(Chéng pǐn shēnghuó sōng yān diàn)に仁愛幹線公車で向かいました。

下調べでは、聯合報(Liánhé bào)というバス停が最寄りということになってましたが、仁愛幹線バスに乗ってみるとそのようなバス停は見当たらず、捷運市政府站(Jié yùn shì zhèngfǔ zhàn)で降りてみたらちょうどそのバス停でした。


松山文創園區の入口に着きましたが、人気がありません。

恐る恐る木道を進みます。

松山文創園區はお昼に人が集まるスポットだったみたいで、この時間ホントに人がいなかったのですが、誠品生活まで行ってみると、ちゃんと人が来ていました。みなさん、違う動線で出入りしているみたいです。

誠品生活は、かなりナチュラルなものにこだわった品ぞろえで、茨城は問題外としても東京でもなかなか見かけない、小洒落た雰囲気のお店でした。

店内で上信饌玉(Shàng xìn Zhuàn yù)の店員さんが勧めるがままに試食してみたら、次から次へとあれやこれや試食を勧められて、何も買わずに立ち去るのが困難な空気ができ上りました。店員さんの思う壺です。試食したものの中に帰るまでにお土産に買いたいと思ってた南棗核桃糕(Nán zǎo hétáo gāo=胡桃入りのナツメの練り菓子)があったので、ツレが「こっちの方が好き」と主張する夏威夷潛艇(Xiàwēiyí qiántǐng=マカダミアナッツを干しナツメで挟んだお菓子)と合わせて4パック購入し1,480TWD也。購入したものに不満はありませんが、自分の意志で購入したという実感が得られなかった点はいささか不満が残ります。

誠品生活のあとは市政府エリアのショッピング街をぶらぶらしようかと思いましたが、全フロアを見て回ったら、そこそこ疲れたので、後日の楽しみということにして、晩御飯に向かいました。

MRT板南線(Bǎn nán xiàn)と文湖線を乗り継いでホテルのある大安の隣の科技大樓站(Kējì dàlóu zhàn)に移動しました。

この日の晩御飯は小李子清粥小菜(Xiǎo lǐzǐ qīng zhōu xiǎocài)で。

お店に入ったもののどうしたらよいかわからずに立ちすくんでいたら、日本語が話せるイケメンの店員さんが利用方法を丁寧に教えてくれました。

まずは、トレーをもって、おかず(小菜)を選びます。左側のカウンターが菜食で、右側のカウンターは肉と野菜の両方が並んでいます。すでにお皿に盛られているものはそのまま取ればOKですし、そうでないものは指差しでおばちゃんに盛り付けてもらいます。

それを持って席に付けば、席までサツマイモが入った台湾風のお粥とお勘定の伝票を持ってきてくれます。1階が混んでたので、2階の席に通されました。

ソフトドリンクは店内の冷蔵庫から持っていって、店内で売ってないアルコール飲料は近くのコンビニで買ったものを自由に持ち込んで良い、というフリーダムなシステムでした。

店員さんが熱心にお勧めの小菜を紹介してくれたのですが、あっさりしたものが食べたい私たちは筍と木耳と茄子をいただきました。お粥はとてもやさしい味がしました。

お粥はおかわり自由だそうですが、二人で食べる分にはお鍋一杯で十分でした。
でも一人20TWDって...

お腹にもやさしい晩御飯はお財布にもやさしかったです。

お腹が落ち着いたところでホテルに戻り、2日目はおしまいです。3日目に続きます。

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