2019-04-15 台北旅行 4日目(1) 九份

2日目(1) 象山
2日目(2) 永康街・中正紀念堂・松山文創園區
3日目(1) 龍山寺・ちょっとだけ西門町
3日目(2) 建國假日玉市花市・關渡宮・淡水・士林夜市
4日目(1) 九份 ←イマココ
4日目(2) 金瓜石・水湳洞
5日目(1) 故宮博物院
5日目(2) 欣葉・雙城街・廸化街・サニーヒルズ・信義エリア

この日は個人的にこの旅のハイライトと位置付けていて、最も天候の良さそうなこの日を選びました。

この日の予定は九份~金瓜石~水湳洞~十分というハードスケジュールを考えていました。予定をこなすには早めに行動する必要があります。ツレが身支度を整えている合間に朝食が取れるよう、私一人で朝食の買い出しに行きました。

ホテルから徒歩5分くらいのところにある麥軒早餐店(Mài xuān zǎocān diàn)。Googleのレビューポイントが高かったので来てみました。おばちゃんが一人で回していましたが、先客はおじさん一人だけだったので、そのおじさんの助けも借りながらおばちゃんと何とかコミュニケーションを取りながら、外帶(Wàidài)してくることができました。


温無糖豆漿(Wēn wú táng dòujiāng) x 2に、蘿蔔糕(Luóbo gāo=大根もち)の卵乗せと蛋餅(Dàn bǐng=卵クレープ)で85TWDというスーパープライスでした。人肌に温めた豆漿は、朝の起き抜けの胃袋にとても優しく感じました。

ホテルはMRT文湖線・淡水信義線大安站からすぐなので忠孝敦化駅からバスに乗るのが一番楽ですが、臺鐵(Tái tiě)に乗ってみたかったので臺北車站(Táiběi chēzhàn)から自強號(Zìqiáng hào)を利用します。自強號は全席指定制ですが、立ちん坊覚悟なら悠遊卡でも乗車することができます。空席があれば座るのもOKです。臺北から瑞芳まで44TWD。瑞芳から九份まで15TWDですから、59TWDで九份まで行くことができます。

MRT淡水信義線から臺鐵の乗り換え動線はとても短くて悠遊卡を2回タッチするだけでとてもスムーズでした。周辺の地下街のカオスを考えると奇跡的です。

2時間かけて100km南の苗栗から来た自強號はかなり大勢乗ってました。台北で降りる人が結構いたので、空席を探すのはそんなに大変ではありませんでした。

とりあえず空いてる席に座って、松山、汐止、七堵と停車駅ごとに席の主が乗ってくるのではないかとビクビクしながら過ごしました。ちゃんと切符買っても76TWDしかかかりませんしオンライン購入もできるようなので、今度から考えます。

タワーマンションの間隔が狭すぎるような気がします。お隣の棟の人と普通の普通に会話できそうです。

座席はとてもゆったりしてました。

基隆河と何度か交差します。

自動ドアの開け方がわからなくて、乗車時に苦労しました。

瑞芳(Ruì fāng)に着きました。「九份・金瓜石に行く人は西口へ」という案内が親切です。

なぜか香川県琴平市の旧金毘羅大芝居のモニュメントが。

駅前ロータリーを左に折れてバス停に向かいます。

區民廣場バス停に着きました。

予習ではそこそこの頻度でバスが来ることになっていましたが、結構間隔が空いてます。「九份」というキーワードだけ覚えてくると困ります。788の金瓜石と水湳洞行き、825金瓜石行き(平日運休)、827福山宮行き、856福隆行きが九份に行きます。

それから、この表示板に出ないのが台北から来る高速バス(695と1062)です。

695がやってきました。高速道路上は座席定員制ですが、瑞芳から九份・金瓜石までの一般道路は立って乗るのもOKです。早速乗車します。

そこそこ混んでて空席を見つけるのに苦労しましたが、後ろの方でおばちゃんが「おいで・おいで」のジェスチャーでおばちゃんの隣が空いてることを教えてくれたのでツレがおばちゃんの隣に座らせてもらいました。おばちゃん、おまけに前の列の女子高生が荷物を席に置いて寝落ちしているのをわざわざ起こして私の席も作ってくれました。女子高生ちゃん安眠妨害してごめんなさい。

しばらく臺鐵と並行してから、山道に入る訳ですが、山道に入ってもほとんどスピードを落とさずぐんぐん高度を上げていきました。いい景色でしたが、あまり写真撮影に熱中するとお隣の女子高生の邪魔になるので、おとなしくしてました。

あっという間に九份老街(Jiǔ fèn lǎo jiē)バス停に着きました。瑞芳から海岸線がとても美しいです。


海の景色や山肌にへばりつくような町並みが素敵で、バスを降りてから10分くらい写真撮影タイムが続き、なかなか町の中に近づきません。(すぐ近くなんですけど)

ようやく基山街(Jīshān jiē)の入口が見えてきました。

いざ、九份観光スタートと思ったら基山街から軽トラックが出てきました。
すごく狭い道ですが、9時前ということで、お店に商品を運んだり開店準備したりでクルマが通るんですね。いきなりビックリしました。

まだ町は起き抜け、という感じです。

基山街は小道だと思ったら、カーブやらアップダウンやらいろいろあって、結構歩きでがありました。やっとこ豎崎路(Shù qí lù)との交差点が近づいてきました。

有名な階段で、ガイドブックやGoogleストリートビューや台湾旅行のYouTube動画をたくさん見たので、初めてみたいな気がしませんでした。

ここは鉱山の町なんですよね。海辺の廃坑ということでは、日立と同じです。

まだ閉まってるお店が多い時間帯ですが、豎崎路の階段を登って日本人の団体さんが現れました。

輕便路(Qīngbiàn lù)に入ってみました。いい感じの道です。昔はここを軽便鉄道がとおってて金瓜石や瑞芳との間で列車が走ってたんでしょうか。

バスがどんどん坂道を登ってきます。
これからどんどんにぎやかになります。

五番抗です。
この町でも巨万の富を目論む人々の野望が蠢いていた証です。

格子の中は鉄パイプが3本と真っ暗闇でした。

基山街と輕便路の合流点から少しいったところに展望台があったので、そこまで行ってみました。ついさっきまで居た九份の街並みが一望にできました。

中央の赤ちょうちんが並んでる建物は、この町のランドマーク阿妹茶樓(Ā mèi chálóu)でしょうか。


基山街が直角に曲がったところにある展望スポットは反対側か見るとこんな感じなんですね。

廃墟の脇の苔むした感じの階段は鉱山時代に使われた道でしょうか。

基山街と輕便路の分岐点です。こんどは基山街を進んでみます。

味わいのある町並みです。

路地から基山街に出ようとするも路地も基山街も狭くて曲がれないクルマがいました。
2~3分かけて切り返しを繰り返しながら根性で曲がってました。その間、歩行者も待たざるを得ません。

お散歩には楽しい町ですが、住むにはいろいろ苦労があるんでしょうね。

基山街がお寺の境内を貫いてる場所もありました。

町並みの変化が観光客エリアに近づいていることを知らせてくれます。

基山街が展望スポットに突き当たる場所に来ました。
台北に居る間に芭樂(Bālè=グアバ)が食べたいと思ってました。南米に住んでいた頃に好きな果物の一つなので。この日までに何度か見かけたのですが買いそびれてて、食べやすいサイズに切って売ってるのをここで見て値段や場所を考えずに購入してしまいました。台北市内の市場なら120TWDもしないでしょ、きっと。

元々甘味の強い果実ではないのですが、自分の記憶よりちょっと渋かったし種が大きくて硬かったです。グアバに特段の思い入れのないツレは2切れくらい食べておしまいで、残りはすべて私がいただきました。

展望スポットからの眺め。何度見ても美しいです。

豎崎路に戻ってきました。さきほど降りた階段を今度は登りました。

事前のリサーチのmust go spotsの一つに挙げていた阿柑姨芋圓(Ā gān yí yù yuán)です。50TWD。冷たい方を選びましたが、かき氷の上に茹でたもちもちの芋圓が載って、あったか冷たい美味しいデザートでした。

着いたときにはシャッターだらけだった基山街の商店街もほぼ開店してにぎわいの一旦を感じることができました。これくらいの人出だとにぎわいを感じつつゆったりと過ごせます。

阿蘭草仔粿芋粿(Ālán cǎo zǐ guǒ yù guǒ)で草餅をいただきました。切干大根が人気ということで選びましたが、不思議な味でした。

9時前に着いて、次の目的地に向かうべくバス停に戻ってきたのは11時。1時間あれば観光できるという口コミが多かったのですが、見下ろす海岸線の景色が美しいのと、山にへばりつくような町並みが面白くて、長居してしまいました。とりあえず、must go spotからは外れますが、まだ見切れてない金瓜石・水湳洞エリアを再訪する際に立ち寄るような気がします。


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