Bistaurant Du Bas Brin
気管支炎は一進一退。今日は一転して咳がヒドかったです。しかもカミさんも風邪でダウン。
今夜は早く寝ないと。
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日曜日は、倅が東京に遊びに行って不在だったので、ランチはカミさんと二人でフレンチのランチをいただきました。
Bistaurant Du Bas Brin (デュ・バ・ブレン)
日立市若葉町3-9-4
電話0294 22 0304
http://www.basbrin.com/
過去に2回ほど利用したことがありますが、もう10年以上行ったことがありません。日立に越してきて、一番行きたかったお店ですが、ようやく行くチャンスがめぐって来ました。
お店は、「市民会館通り」と呼ばれている道沿いにあります。駐車場はちょっと狭いです。だけど、ここは車じゃなくて徒歩やバスで来たいですね。フレンチのお酒なしは味気ないですから。
しかし、今日は、この後買い物があるので、車で行きました。運転はカミさんの予定でしたが、カミさんが不満そうだったので今回は私が運転することに。トホホ。
12:30頃に予約なしで入店しましたが何とか席が空いてました。先客は4組ほど。地方の小都市でフレンチのお店を続けるのは大変だと思いますが、そこそこはやっているようで、ちょっと安心。店内は相変わらず雰囲気が良いです。BGMはモダンジャズ。二人組みが多いですが、6人掛けの席もあって、私たち食事中に来店してきました。大勢の方がワインをフルボトルで頼めて楽しいですよね。
ランチは1800円からありますが、お店のおすすめは2500円のランチ。オードブル、スープ、メイン、デザート+コーヒーかお茶と一通り楽しめます。更に3500円のランチもありますが、おすすめ通り2500円のコースにしました。
2500円と本格的フレンチにしてはリーズナブルな値段ですが、オードブルとメインは各々4種類から選ぶことができます。かなりお得感が高いです。
オードブルのチョイスは、1)帆立のサラダ、2)サーモンのマリネ、3)エスカルゴ、4)テリーヌ。
カミさんは帆立のサラダを選びました。一口だけ味見させてもらいましたが、ドレッシングにオイル&ビネガーをベースに色んなハーブが入っていて、正体がわかりませんでしたほんのり甘い隠し味があって、とても美味しかったです。
こちらは私が選んだテリーヌです。何の肉だか聞き漏らしましたが、これはこれでとても美味しかったです。ソースは、バルサミコ酢。後述するメインのソースとカブってしまいましたが、美味しかったので後悔しません。
ドリンクはカミさんがワインで、私はペリエのスパークリングウォーター。カミさんは白が飲みたかったみたいですが、私が香りだけでも楽しめるよう無理やり赤を頼んでもらいました。ハウスワインの銘柄は記憶できませんでしたが、ボルドーのChateauなにがしで、有名な地区ではないけど一級畑で味のバランスのよいものを選んだそうです。香りだけでしたが、とても美味しそうなワインでした。カミさんも、昨夜のCarmenのCabernetよりもずっと美味しかったと言ってました。グラスで600円だったので、恐らく市価でボトル1000円台前半のお酒だと思いますが、私の拙いワイン経験上4000円くらい出さないと飲めないようなお酒の香りがしました。さすがプロのソムリエです。銘柄が知りたかったのですが、恐らくその辺の酒屋で簡単に手に入るものではないと思い諦めました。しかし、飲みたかった…。車なんかで来るんじゃなかった…。
二品目は若鶏と野菜のスープ。とても濃厚な鶏がら味のスープに肉と野菜が沢山入ってます。野菜はグリーンピースや豆類とタマネギの他、5mm角くらいに刻んだニンジンとジャガイモ。あと5分でも煮過ぎるとグズグズに崩れてしまう直前の絶妙な煮込み具合です。カミさんによれば、別々に煮て、サーブする直前に混ぜているのではないかとのこと。そうだとしても、とても美味しいスープでした。寒い日だっただけに、こういう料理が一番ウレシイです。
丁度二人とも食べ終わった頃に空いた食器を下げて、ホンの1~2分のインターバルで次の料理が出てきます。後はスーパーに立ち寄って帰るだけの我々はもう少しスローでも良かったのですが、午後に予定のある人も居るランチの場合は、これくらいの早めのテンポの方が良いのかもしれません。
三品目はメインですが、メインのチョイスは1)まとう鯛、2)牛フィレ、3)鴨、4)豚のこれまた4種類。
カミさんは鴨を選びました。マデイラ酒のソース。二口ほど味見させてもらいましたが、その後専ら食べた豚の味の印象が強すぎて、あまり記憶に残ってません。美味しかったことは間違いありませんが。
私が頼んだのは豚肉のロースト。一方の片には胡椒がまぶしてあります。ソースはバルサミコ酢仕立て。付け合せは、インゲンとニンジンとサツマイモ。とにかく豚肉の味が濃厚です。味は豚肉に間違いないのですが、牛肉くらいのインパクトを持っています。こんなに濃厚な味の豚肉は食べたことがありません。切り口にバルサミコ・ソースを絡めると酸味が更に豚肉の味を引き立ててくれます。とても美味しい一皿でした。
料理がとても美味しくてほぼ満腹なのですが、デザートが目の前に出てくると、思わず口元が緩んでしまいます。1)チョコレートとヘーゼルナッツのムース、2)いちごのタルト、3)パイナップルのシャーベットの3点セット。パイナップルのシャーベットのふわふわな口当たりが意外性があって印象が強かったですが、何と言っても存在感があったのはチョコレートムースでした。非常に濃厚な味のチョコなので、シャーベットとタルトを口直しにしながらいただきました。甘いものを思い切り食べた後の舌を、イチゴの酸味が癒してくれます。3者が互いに補完し合ってすばらしいコンビネーションでした。
味もサービスも雰囲気も良くて、お会計は飲み物代と税込みで二人で6405円と非常にリーズナブル。2500円のコース代金のうち、人件費、光熱費、備品費などを考えると食材に充てられるコストはせいぜい1000円くらいでしょう。その中から最高の食材を選んでその味を引き出して、本格的な(少なくとも私にとっては)フレンチを楽しませてくれるには、日頃から店員のみなさん全員が努力してこられた賜物だと思います。こういうお店が、自宅から徒歩30分くらいのところにあるというのは、幸運としか良いようがありません。カミさんは「年に1回」と言ってますが、3ヶ月に1回くらいは来たい店です。今度はディナーで。もちろん車なんか使わないで徒歩かバスで。ワインをボトルで頼みたいです。ハーフで良いから。
ご馳走さまでした。
満足度:85点 (満点あげてもいいけど、将来の楽しみのために95点。ワインが美味しそうだったので、プラス5点。その美味しそうなワインが飲めなかったのでマイナス15点。)
本日(2/13)の体重:64.4kg
今夜は早く寝ないと。
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日曜日は、倅が東京に遊びに行って不在だったので、ランチはカミさんと二人でフレンチのランチをいただきました。
Bistaurant Du Bas Brin (デュ・バ・ブレン)
日立市若葉町3-9-4
電話0294 22 0304
http://www.basbrin.com/
過去に2回ほど利用したことがありますが、もう10年以上行ったことがありません。日立に越してきて、一番行きたかったお店ですが、ようやく行くチャンスがめぐって来ました。
お店は、「市民会館通り」と呼ばれている道沿いにあります。駐車場はちょっと狭いです。だけど、ここは車じゃなくて徒歩やバスで来たいですね。フレンチのお酒なしは味気ないですから。
しかし、今日は、この後買い物があるので、車で行きました。運転はカミさんの予定でしたが、カミさんが不満そうだったので今回は私が運転することに。トホホ。
12:30頃に予約なしで入店しましたが何とか席が空いてました。先客は4組ほど。地方の小都市でフレンチのお店を続けるのは大変だと思いますが、そこそこはやっているようで、ちょっと安心。店内は相変わらず雰囲気が良いです。BGMはモダンジャズ。二人組みが多いですが、6人掛けの席もあって、私たち食事中に来店してきました。大勢の方がワインをフルボトルで頼めて楽しいですよね。
ランチは1800円からありますが、お店のおすすめは2500円のランチ。オードブル、スープ、メイン、デザート+コーヒーかお茶と一通り楽しめます。更に3500円のランチもありますが、おすすめ通り2500円のコースにしました。
2500円と本格的フレンチにしてはリーズナブルな値段ですが、オードブルとメインは各々4種類から選ぶことができます。かなりお得感が高いです。
オードブルのチョイスは、1)帆立のサラダ、2)サーモンのマリネ、3)エスカルゴ、4)テリーヌ。
カミさんは帆立のサラダを選びました。一口だけ味見させてもらいましたが、ドレッシングにオイル&ビネガーをベースに色んなハーブが入っていて、正体がわかりませんでしたほんのり甘い隠し味があって、とても美味しかったです。
こちらは私が選んだテリーヌです。何の肉だか聞き漏らしましたが、これはこれでとても美味しかったです。ソースは、バルサミコ酢。後述するメインのソースとカブってしまいましたが、美味しかったので後悔しません。
ドリンクはカミさんがワインで、私はペリエのスパークリングウォーター。カミさんは白が飲みたかったみたいですが、私が香りだけでも楽しめるよう無理やり赤を頼んでもらいました。ハウスワインの銘柄は記憶できませんでしたが、ボルドーのChateauなにがしで、有名な地区ではないけど一級畑で味のバランスのよいものを選んだそうです。香りだけでしたが、とても美味しそうなワインでした。カミさんも、昨夜のCarmenのCabernetよりもずっと美味しかったと言ってました。グラスで600円だったので、恐らく市価でボトル1000円台前半のお酒だと思いますが、私の拙いワイン経験上4000円くらい出さないと飲めないようなお酒の香りがしました。さすがプロのソムリエです。銘柄が知りたかったのですが、恐らくその辺の酒屋で簡単に手に入るものではないと思い諦めました。しかし、飲みたかった…。車なんかで来るんじゃなかった…。
二品目は若鶏と野菜のスープ。とても濃厚な鶏がら味のスープに肉と野菜が沢山入ってます。野菜はグリーンピースや豆類とタマネギの他、5mm角くらいに刻んだニンジンとジャガイモ。あと5分でも煮過ぎるとグズグズに崩れてしまう直前の絶妙な煮込み具合です。カミさんによれば、別々に煮て、サーブする直前に混ぜているのではないかとのこと。そうだとしても、とても美味しいスープでした。寒い日だっただけに、こういう料理が一番ウレシイです。
丁度二人とも食べ終わった頃に空いた食器を下げて、ホンの1~2分のインターバルで次の料理が出てきます。後はスーパーに立ち寄って帰るだけの我々はもう少しスローでも良かったのですが、午後に予定のある人も居るランチの場合は、これくらいの早めのテンポの方が良いのかもしれません。
三品目はメインですが、メインのチョイスは1)まとう鯛、2)牛フィレ、3)鴨、4)豚のこれまた4種類。
カミさんは鴨を選びました。マデイラ酒のソース。二口ほど味見させてもらいましたが、その後専ら食べた豚の味の印象が強すぎて、あまり記憶に残ってません。美味しかったことは間違いありませんが。
私が頼んだのは豚肉のロースト。一方の片には胡椒がまぶしてあります。ソースはバルサミコ酢仕立て。付け合せは、インゲンとニンジンとサツマイモ。とにかく豚肉の味が濃厚です。味は豚肉に間違いないのですが、牛肉くらいのインパクトを持っています。こんなに濃厚な味の豚肉は食べたことがありません。切り口にバルサミコ・ソースを絡めると酸味が更に豚肉の味を引き立ててくれます。とても美味しい一皿でした。
料理がとても美味しくてほぼ満腹なのですが、デザートが目の前に出てくると、思わず口元が緩んでしまいます。1)チョコレートとヘーゼルナッツのムース、2)いちごのタルト、3)パイナップルのシャーベットの3点セット。パイナップルのシャーベットのふわふわな口当たりが意外性があって印象が強かったですが、何と言っても存在感があったのはチョコレートムースでした。非常に濃厚な味のチョコなので、シャーベットとタルトを口直しにしながらいただきました。甘いものを思い切り食べた後の舌を、イチゴの酸味が癒してくれます。3者が互いに補完し合ってすばらしいコンビネーションでした。
味もサービスも雰囲気も良くて、お会計は飲み物代と税込みで二人で6405円と非常にリーズナブル。2500円のコース代金のうち、人件費、光熱費、備品費などを考えると食材に充てられるコストはせいぜい1000円くらいでしょう。その中から最高の食材を選んでその味を引き出して、本格的な(少なくとも私にとっては)フレンチを楽しませてくれるには、日頃から店員のみなさん全員が努力してこられた賜物だと思います。こういうお店が、自宅から徒歩30分くらいのところにあるというのは、幸運としか良いようがありません。カミさんは「年に1回」と言ってますが、3ヶ月に1回くらいは来たい店です。今度はディナーで。もちろん車なんか使わないで徒歩かバスで。ワインをボトルで頼みたいです。ハーフで良いから。
ご馳走さまでした。
満足度:85点 (満点あげてもいいけど、将来の楽しみのために95点。ワインが美味しそうだったので、プラス5点。その美味しそうなワインが飲めなかったのでマイナス15点。)
本日(2/13)の体重:64.4kg
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