神ライブ


我が家から歩いて5分くらいのところにGeorge Houseという月に1~2回しか開店しない不思議なライブハウスがあります。

今回、ここで「神」のライブがあるので行きました。





...といっても、中田ヤスタカではありません。



ましてやPerfumeでもありません。


神保彰というドラマーさんです。

本人は「元○○」と呼ばれるのは嫌かもしれませんが、現在活動休止中のフュージョングループ「CASIOPEA」でドラマーをやっていた人です。1980年代半ば彼らのライブ活動が盛んだった頃、会社の同期生でCASIOPEAの大ファンが居て、毎年のように水戸の公演や東京の公演に一緒に行きました。当時は、主軸の野呂一生(g)と向谷実(kb)の他桜井哲夫(b)と神保彰(d)がリズムセクションをやってました。4人ともレベルが高く息の合った演奏に聞き惚れたものです。これぞ「プロ」のミュージシャンだと今でも思ってます。

そんな神保彰がGeorge Houseに来るのは今回が初めてではありません。昨年来たときにも気になってたのですが、「ドラマー独りでコンサートって言ってもねぇ...」と二の足を踏んでました。

今年も来ると知ったときにも迷ってました。そんなときに、1/25にテレビ東京のみゅーじんに彼が出演していたので、しっかりチェックしました。

ドラム一つだけなのに、しっかり音楽を演奏していることにびっくり。これだけでも見る価値があると確信しました。しかも、神保彰の「神」ドラムが聞けるのですから。

ということで、今夜のライブを聴きに行くに至った訳です。


彼のドラムセットはステージの「前」に設置されてました。ステージの「前の方」じゃなくて、ステージを下りてすぐ前のところです。30~40cmくらいの高さのステージには客席が設けられて、彼の背後からドラムをたたいているところを眺めることができます。

電気ドラムを含めてすべての打楽器にセンサーが仕込まれていて、それらの各々にあらかじめプログラムしていたメロディーやコードが割り当てられていて、叩くと打楽器の音と一緒にそれらのプログラムされていた音も同時に鳴り出すという仕掛けです。


演奏は、オリジナルだけでなく、マイケル・ジャクソン、フランク・ザッパ、ジェフ・ベック、Earth Wind & Fireや映画サントラのカバーの他、懐かしいCASIOPEAのナンバーも交えて、彼のオリジナル曲を知らない私でも十分楽しめる構成でした。曲の一番盛り上がるところでは、「神」ドラムソロが盛り上げてくれます。ドラムソロって、メロディなしで、しかも時として前後のリズムとの流れ無視で、「俺はこんなに叩けるんだぞ」みたいな感じの退屈な演奏も少なくありません。しかし、曲全体の流れとリズムを崩さないようにしながら、次から次へと神業を繰り返す彼のドラムソロはきちっと曲のクライマックスにふさわしい盛り上がりを見せてくれます。

すばらしい演奏を聴かせていただきました。

入店が遅かったので、PAのスピーカーのまん前で生のドラムの音とのバランスが今ひとつだったのは残念ですが、ちょこっとお酒などいただきながら一流のプロの生演奏が楽しめるライブハウスは格別ですね。

それから、Perfumeのライブに参戦したい、という気持ちが更に高まったのは他でもありません。

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