ケルン出張(1)成田ANAラウンジ

 しばらく更新が止まってました。4泊6日でドイツのケルンに出張していたからです。昨年4月に米国駐在から戻ってきてから初めての海外出張でした。

 会社の規則ではヨーロッパ出張ならビジネスクラスが利用できます。しかし、10年ほど前に会社の業績が悪化したときにエコノミークラス利用が強制奨励されるようになって以来あたかもそれが規則であるかの如くになっています。会社はここ数年赤字だし、ビジネスクラスとエコノミークラスの価格差が正規運賃で30万円以上、割引運賃だともっとあることを考えると仕方ないかもしれません。「価格差に見合う仕事をするんだからそれくらい大目に見ろ」なんて大口叩けるほど仕事できないし…。しかし、10時間超を狭い席で過ごすのは、ちょっとした修練の場だったりします。

 しかも、日立から成田までバスで3時間半掛かります。JRで水戸まで行ってそこからバスなら30分ほど速いですが、荷物を持っての乗換は余程急いでない限り避けたいものです。ということで、12:30成田発のフライトに4時起きして日立駅前5時のバスに乗りました。5時半のバスもあるのですが満席で予約が取れませんでした。トホホ。早朝のバスの良いところは、成田までの長い道のりの殆ど寝てしまって狭くてツラくてもあまり記憶に残らないことです。何度か目が覚めましたが、意識朦朧のままで8:30頃成田に着きました。

 実は、私にはある事情があって2月29日までの期限付きでスターアライアンスゴールド会員の資格があります。失効間際の会員特典を目一杯利用すべく同行の職場の同僚のI氏と一緒にゴールド会員専用カウンターでチェックインを済ませ、ANAラウンジで搭乗までの3時間超を過ごすことにしました。
3時間半のバスの旅で小腹が減った状態なので、ラウンジに入ってすぐお蕎麦を頂戴しました。特別美味しい訳ではないと思いますが、少なくとも社員食堂のうどん・そばよりは格段に美味です。何よりも暖かいものが食べられるのは嬉しいです。

 プチ空腹が満たされたところで、ラウンジにはワインが4種類あるワインを楽しみました。以前ANAラウンジを利用したときはグレイス甲州 (白)とグレイスルージュ(赤)の2種類だけでしたが、今回は何とAntonine RodetのChardonnayとShirazが加わってました。
 フランスの大手ネゴシアンの一つのAntonine Rodetのことはつい最近知ったばかりですが、憶えたての知識が役に立つのはとても嬉しかったりします。
まずは、Antonine Rodet Chardonnay 2006
 ワインが増えていたこと、しかも憶えたての銘柄というプチ嬉しさ、そしてお蕎麦で空腹が満たされた後の満足感の方が強かったので、味をメモするのを失念しました。シャルドネとして期待どおりの味だったという記憶だけが残っています。

 ボトルの写真を撮ったのはこれだけ。まだまだブロガーとして未熟ですね。

Antonine Rodet Shiraz 2003
 実はあまりShirazという品種はまだ特徴が掴めていないのですが、う~ん、まだよくわかりません。これもシャルドネと同様、付帯する状況の記憶だけが強く残っていて、具体的にどういう味だかよく思い出せません。

グレイスルージュ
 少し濃い目のピンク。ラベルにはカベルネソビニョンともう一品種(失念しました)のブレンドと書いてありましたが、色も舌触りも軽めでカベルネってどこ?ってな感じでした。以前は酸味と甘みと渋味のバランスがあまり好きではなかったのですが、ここのところ美味しいと感じる敷居値がグングン下がっているので、とても楽しくいただきました。

グレース甲州
 シャルドネとソビニョンブラン以外の品種の白ワインはあまり飲む機会がないのですが、甲州葡萄をベースとしたこのワインは独特の青臭い香りがします。どこかで嗅いだような感じがするので、少し頑張って思い出してみると、常陸太田の旧居の庭に生えてたフェンネルの香りです。甘みよりも酸味が強め。私的にはもう少し果実味が残っていた方が好きですが、決して悪いバランスではありませんでした。

決して酒に強い体質ではないので、搭乗の時間が来た頃にはすっかり出来上がってました。こうやって会社の用で出かけるのに、こんなところで飲んだくれていることに、若干の良心の呵責を感じないではないのですが、移動のために休日をツブしたり時差ボケに苦しんだり、それなりに負担もあるのですから、あえて気にしないことにします。半ば千鳥足で搭乗ゲートへ向かいました。

続く

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