ケルン出張(3)フランクフルト空港~ケルンICE 26列車

フランクフルト・マイン国際空港から出張先のケルンまでは列車で移動です。

この空港は、航空と鉄道の接続が便利な空港として世界的に有名です。長距離列車用の駅舎は近代的なガラスドームです。憧れのドイツの鉄道に乗れるという期待感が否応なしに高まります。
しかし、JRのみどりの窓口に相当する切符売場の対応は必ずしもよくありませんでした。ホーム上のコンコースにある売場が看板がそのままで他の場所に移転してますし、移転した先の切符売場はとにかく処理が遅い。大勢並んでるのに係員が2名しか居らず、うち1名は1等客優先なので、一般ピープルは1名しか係員が居ません。おまけに1人あたりの処理時間が日本よりも一桁長い感じです。プリンタも普通のレーザービームプリンタでA4サイズに印刷してから飛行機の切符くらいの大きさに切るというやり方です。発券ボタンを押すと名刺2枚分くらいの切符がスッと出てくるみどりの窓口の専用プリンタを見慣れた目には、レーザビームプリンタからゆっくり印刷されてくるのがもどかしくてたまりません。

ともあれ、ようやく切符を購入してホームに降りると日本の新幹線に当たるICEが頻繁に出入してます。名古屋駅の新幹線ホームに似た感じです。

ほどなく、我々の乗る列車もやってきました。
フランクフルトからケルンは、ICE専用の新線を走る直行便なら1時間掛かりませんが、ライン川沿いの在来線の方が景色が良いということなので、2時間掛かるライン川沿いのルートで行きました。
乗車したのは、ICE 26列車。後で調べてわかったのですが、10:40オーストリアのウィーン発、21:20ドルトムント行き。なかなかの長距離列車です。
車内を撮ろうと思いましたが、他のお客さんも大勢居たので遠慮しました。その代わり、窓に面白いものがあったので撮っておきました。

ICEの窓は新幹線と同じように固定窓ですが、非常時の脱出用にハンマーが置いてあります。ご親切に「ここを叩け」という赤い目印も付いてます。この国の人の合理的な考え方が感じられます。毎日の発券業務の遅さと、万一の事故のための配慮と、ちょっとアンバランスにも思えますが、「安全はすべてに優先する」ということを考えれば尤もなのかもしれません。

残念ながら、空港を出てすぐに日が暮れてしまい、ライン川沿いの景色は楽しめませんでした。

フランクフルト空港を18時に出て、ケルンに20時ちょっと過ぎに到着しました。ケルン駅のエキナカの食堂街にあるNordseeというシーフードチェーンで簡単な夕食をいただきました。何故か先客は日本人カップルで、我々の後に入ってきた客も日本人でした。やはり日本人は魚ですね。
後々考えてみると、ここの白身魚のグリルのポテト和えはなかなか美味しかったので、写真に残さなかったのは残念でした。

家を出てから22時間。疲れも溜まってきたので、大聖堂を横目に見ながら、タクシーでホテルへと急ぎました。

続く

本日(3/5)の体重:65.2kg

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