ケルン出張(7)ケルン~フランクフルト空港IC 2029列車

ケルンから乗車したのは、11:46ハンブルグ発22:40パッサウ着のIC2029列車です。15:53にケルンを出て17:59にフランクフルト空港に着きます。日没が18:00頃なので、今回はライン川の景観が楽しめるはず。

一等車を奮発しました。ゆったりした6人掛けの個室です。写真がブレブレですが、その後他のお客さんが同じ部屋に乗ってきたので遠慮で撮り直しできませんでした。

ケルン駅を出てすぐ、車庫がありました。手前に家がカブったどうしようもない失敗写真ですが、拡大してみてビックリ。
何と画面中央に憧れの103型電気機関車が小さく写ってました。
実はこの後列車は車庫の境界に沿ってこの103型のすぐ近くを通ったのですが、予想だにしなかった憧れの車両との対面に凍り付いてしまい、写真を撮ることができなかったのです。なだらかな流線型に臙脂とクリーム色のツートンカラーの美しい機関車が車庫の片隅に止まっていました。大感動でした。その思い出が、ささやかながらこういう形で写真に残せたのはとてもラッキーでした。
念のために申し上げると、鉄道は好きなんですが、一眼レフで列車の写真を撮ることを生きがいにしているようなコアなマニアではありません。103型も高校生の頃にTEEラインゴルトを牽引する写真を見て「美しいな」と感じ、当時は「ドイツへ行ってみたいな」、「ラインゴルトに乗ってみたいな」などと思いをめぐらせてました。しかし、やがてそんな思いは薄れ、30年が経過して103型も退役してしまいました。もう見る機会はないかなと思っていました。それだけに感動もひとしおです。

ケルン市街を抜けると、美しい田園風景の中を走ります。丘の上の集落もお洒落に見えます。

やがて車掌さんが車内改札に来ました。ドイツの鉄道は、駅に改札がない代わりに車掌さんが巡回して切符をチェックしに来ます。そこで、車掌さんがとても罪なお言葉を発しました。「何かお飲み物をお持ちしましょうか?」と。一等車なので、飲み物を出前してもらえるのです。

思わず、頼んじゃいました。ドイツワイン。Kunstlerという銘柄のRheingauのRiesling。187mlのミニボトルを同行のI氏と半分コしました。とてもフルーティで美味しいワインでした。グラスにDBのマークが付いているのが、鉄道好きにはたまりません(やっぱりマニアか?)。
やがてライン川に沿って走るようになります。憧れていたTEEラインゴルトと同じコースです。

ケルンから1時間ほどで、美しい町に入りました。

この辺の交通の要衝である、Koblenzです。ここからが、ライン川沿いのハイライトです。

川沿いのあちこちに古城があります。

次第に谷が深くなってきました。この列車旅のハイライトが近付いてきたみたいです。

ゴツゴツした岩が現れたので、「もしかしてコレかな?」と思った刹那、同じ部屋のお兄さんが「Loreley!」と教えてくれました。

岩の根っコに白い看板が見えます。夕方で光量が足りないので写真がブレブレです。

でもちゃんと写ってました。LORELEYの文字。

この辺りは流れに沿って線路が蛇行しているのでスピードは控え目ですが、観光客サービスのために徐行まではしてくれません。伝説のローレライはどんどん遠ざかって行きます。流れが急に曲がるところにある大きな岩なの昔は船の難所だったのかもしれませんが、今は護岸工事もされ、丁度通過中の船からも難所を越える緊張感は全然伝わってきません。
ま、観光名所なんて、こんなもんかもしれません。とりあえず名所が見れたということだけで嬉しいですし、何よりもその前後の川沿いの景観が美しかったので、大満足です。
2時間の列車旅はあっという間に終わって、フランクフルト空港に着きました。

続く

本日の自転車:ローラー台40分。370kcal消費。

本日(3/11)の体重;65.7kg 先週、先々週の暴飲暴食がたたったか?

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