Fan Service ~ bitter ~を数週間ぶりに観る


一連のワンルーム・ディスコPV騒ぎは沈静化の方向に向かっています。
これからTV出演で、再燃するのではないかと予想しますが...

で、何を思ったか、2~3週間ぶりに「Fan Service ~ bitter ~」が観たくなったので観てます。
カミさんが露骨に嫌な顔をするので、カミさんがちょっと出かけている隙に...

ブレークする前ですがレベルの高いパフォーマンスで、それを支える観客とスタッフのPerfumeに対する愛が溢れた素晴らしいDVDだと思います。しかも、彼女たちがここ数年で大きく成長した今、あの頃の彼女たちには画面を通してしか観ることができない、そんな切なさがこのDVDの魅力をより強めてくれます。
(しかし、あの頃Perfumeを支えてたファンとスタッフは本当に素晴らしいです。みなさんのおかげでPerfumeは出口の見えないトンネルのような活動をくじけずに続け、そして私が9年遅れで出会うことができました。みなさん、ありがとうございます)

それから、途中のIntermissionの最中に、ライブの10日前に撮影された練習やライブ中のメドレー用の音源の編集風景が流れるのですが、このときの映像と舞台の映像のギャップの大きさに、ちょっとドギマギしたりします。

この映像ですね。三人の声が聴けませんし、BGMが「SEVENTH HEAVEN」に差し替わって完全にイメージビデオになっちゃってますが。私好きです、こういうの。

舞台上のPerfumeは実に堂々としているのですが、舞台裏の三人は何とも頼りなげな、如何にも普通の高校生という感じがします。メークとか衣装の違いもあるかもしれませんが、例えば「スーパージェットシューズ」の練習風景と舞台上のパフォーマンスは体の動きの切れとか表情がまるで別人です。

のっちが言うように「覚醒」するのか、10日間でみっちり練習して仕上げてきたのか、私にはわかりませんが、いずれであったとしてもお客の前ではきっちりと仕事をする「プロ」の顔が、舞台上のPerfumeにはあります。舞台裏の映像がそれが際立って実感させてくれました。このとき、あ~ちゃんとかしゆかはまだ18歳の誕生日を迎えてません。そんな若い三人が真剣に仕事に取り組む姿勢は、心のそこから感動させてくれます。(しかし、それに比べると自分が情けないですが...)

しかし、あ~ちゃんのギャップは、「オン」と「オフ」の違いだけで説明できない、大きな違いを感じます。音源編集のスタジオ(それともスタッフさんのアパート?)の玄関口で「あ~ちゃん猫嫌い」とボソっとつぶやくちょっとシャイな感じのする少女と常に客席に気を配りながら笑顔でライブを引っ張るあ~ちゃんが同一人物であることに納得できそうでできない「何か違う」ものを感じてしまいます。それが具体的にどういうところか説明できないんですが「違う」んです。そういえば、自分以外の全員が「気になるボタン」を押して盛り上がってるときに情け容赦なく「気になルーレット、スタート!」と無理やり番組を先に進める「気になる子ちゃん」の司会者と、武道館で「『ありがとう』って言葉のね、それ以上の言葉があれば良いんですけど...」という名言を口にしたPerfumeのあ~ちゃんも「どこか違う」。

彼女は本当に不思議です。TV観てても音楽と人のインタビューを読んでもアメブロの黒猫堂さんのブログなどを勉強しても、まだ彼女のことがよくわかりません。いくつかの人格を持っていてそれらをTPOに合わせて切り替えているようにも見えるし、その割には周囲の空気に合ってない人格が突然出てきたり...本当に彼女は不思議です。

そうそう、あ~ちゃんって、容姿も多面的ですね。どちらかというと美人の部類には属さない顔だと思いますが、時折「あぁ、綺麗だ...」と思わず言葉に出てしまうような美しい表情を見せてくれます。その極め付けが「ワンルーム・ディスコ」PVの最後の方のウィンクですね。喜怒哀楽に応じた表情の変化(さすがに怒はプロなのであまり見せないようですが)も見る者を惹きつける「何か」を持っているような気がします。同じ言葉の繰り返しになりますが、本当に本当に彼女は不思議です。

ここ2ヶ月半で、謎は更に深まります。

「足りないよ 君を知りたいよ 触れる指先が切れそうだ」

近づこうとすれば、近づこうとするほど、怪我をしそうな人物です。

では、「bitter」から一曲ピックアップです。

この映像をもう少し良い画質で観たくて「bitter」のDVDを買いました。
メドレーの途中なので頭出しが面倒なのが難点ですが好きな曲です。何かの企画物のアルバムで音源出ませんかね。フルコーラスをエンドレスで聞きたい曲です。

全然結論のない話なので、更に関係のないことを一つ。


伸びっぱなしになってた髪を切りに、近所の千円床屋へ行く途中で、ペットショップの前を通りかかりました。
爬虫類専門です。
かしゆかのことを思い出しました。
あぁ、間違って蛇を抱いたかしゆかのビデオ消しちゃった。ものすごく可愛かったのに。トホホ....

コメント

匿名 さんのコメント…
こんばんは。

ああ、ここにも同じ気持ちの人が!!
そして、三人三様の魅力なのに、
少しづつラップしているんですよね。
「何々担当」みたいに、線引きできない。

まさに「三人合わせて、Perfumeです」です。

そして「プロ」の部分。
ただかわいいだけでは、こうもおっさん連中が夢中になりませんよね(笑)

>カミさんが…
お察しします。massasueさんもそうだと思いますが、向こうの気持ちも十分わかるんですよね。
むしろそっちのほうが、より一般的な意見でしょうし。
でもね…もう手遅れなんですよね、我々。
massasue さんの投稿…
つくつくさん、

コメントありがとうございます。

「三人合わせて(組織力)」と「プロ意識」。どちらもオヤジの世界でも重要なファクターですが、若い三人が下手なオヤジよりもちゃんとやっているところに関心しちゃいます。私なんか完全に負けてます。

カミさんについては、本人は現在妻夫木聡ブームが白熱中で、今も本日4回目の「天地人 第11話」を観ているところです。夫のことをとやかく言える立場にないはずなのですが、勝手なものです。

...ってあんまり好き勝手なことをいうと離婚されそうなので、これくらいにしておきます。

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